二浪漂流記

二浪した底辺理系志望が中堅国立を目指す話。

プロローグ3

親には開口一番、もう1年河合に通えと言われた。

現役時は個別指導、一浪から河合の国公立理系コースに入ったのだが、二浪目となるともう流石にお金はかけられない。親にこれ以上迷惑はかけられまいと思い、後期試験終了後から今日まで色々自分で有料自習室なり単価講座なりを探していたのだが、家族会議は5分で終了した。

本当に恵まれた環境だと思う。それに今までずっと甘えてきた自分が尚のこと憎くて仕方が無い。

通うとなれば来月からもう本科が始まってしまう。今のうちにやれることをやっておこう。