二浪漂流記

二浪した底辺理系志望が中堅国立を目指す話。

プロローグ6

昨日は大見得切ってとりあえず旧帝目指そうぜ的な感じに終わった家族会議だが、今朝やはり冷静に話してみると無理があるだろという結論に至った。

化学ゼロから旧帝2次レベルはかなりの博打になることは自明だった。

やはり現役から行きたかった首都大への思いが強く、ひとまずまた前期で受けることに仮決定。残る後期は現時点では和歌山の予定だが、それ以外の国公立工学部で良さげな所がないかを河合に相談に行くことに。

 

午前中河合へ向かう。

入塾書類を貰う。

去年の担当チューターは本日お休み。代わりに別のチューターにあらかたの経緯を話し、条件に合いそうな大学を一通りリストアップしてもらった。

そうしてみると、どうも無理矢理化学を今年取らなくても行けそうな学校は多数あった。

2次で理科が必要じゃない学校も少なくなく、現実的に今年狙えそうな候補がなんとなく見えてきた。

 

そして家に帰り色々と調べた結果、一つ光る候補があった。

筑波大学情報学群メディア創成学類。

センターは一般的な国立と同じ。理科は物化生地から2。

2次は数学と英語のみ。

センターと二次の比率も9:8とほぼ同じ。

センター得点率79%、偏差値57.5。

科目が少ないとはいえ首都大は偏差値60なので、結局首都大を目指すにしても視野に入れながら狙える学部学科ではないだろうか。

まだ最終決定ではないが、ここなら科目の少なさでだれることもなく、二浪でも恥はない。

準旧帝と呼ばれるだけあって一筋縄では当然いかないが、目指すには十分過ぎるくらいの候補だと思う。